通関実務計算式第59回

第59回 通関実務 第9問

出典: 第59回(2025年)通関実務 第9問(配点2点)税関公式の試験問題

次に掲げる条件のもとで、本邦への輸入の際に納付すべき関税額が最も小さくなる場合における当該関税額を計算し、その額をマークしなさい。なお、問題文に記載されている材料以外の材料、費用等は考慮しないものとする。

  • 1WTO加盟国であるイタリアから、革製のハンドバッグ30個を課税価格2,518,900円で本邦に直接運送し輸入する。
  • 2当該ハンドバッグ 1 個当たりのFOB価格は、78,440円とする。当該ハンドバッグ 1 個の生産においては、その材料として、下表 1 に掲げるものを使用し、イタリアで縫製等の製造を行うものとする。なお、当該ハンドバッグ30個の生産において使用する材料は、全て同様のものとする。
    (表1)
    材料価格
    イタリアの原産材料である革27,200円
    英国の原産材料である革31,000円
  • 3当該ハンドバッグに適用される関税率は、下表 2 に掲げる税率のいずれかとする。
    (表2)
    税率
    WTO協定日EU・EPA日英EPA
    ハンドバッグ8.0%2.2%2.0%
    (注)日EU・EPA:経済上の連携に関する日本国と欧州連合との間の協定日英EPA :包括的な経済上の連携に関する日本国とグレートブリテン及び北アイルランド連合王国との間の協定
  • 4日EU・EPA又は日英EPAに規定する原産地規則は、いずれも以下のとおりとする。《原産品の要件》革製のハンドバッグについては、その経済連携協定の締約国内において生産が行われ、当該締約国から本邦に向けて直接運送されたものであり、かつ、その原産材料割合が60%以上のものは、当該経済連携協定の規定に基づく当該締約国の原産品とする。原産材料割合の算定については、次の数式を適用する。原産材料割合(%)=FOB価格-VNM×100FOB価格この場合において、「VNM」とは、産品の生産において使用された非原産材料の価格を合計した価額をいう。

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