第3部 申告書の読み方・書き方
論点3D 同一番号の取りまとめと少額合算
判断課題
「各インボイス行が20万円以下」なら、すべて少額合算できるか。
原則
直近の公式試験問題では、次の順序が明示されている。
同じ番号をまとめてから、20万円を判定する。順序は逆にしない。
- 同一の統計品目番号・品目番号があるものを先に一つへ取りまとめる。
- 取りまとめ後の番号ごとの申告価格が20万円以下か判定する。
- 異なる番号の少額合算候補を、設問指示に従って一欄へ合算する。
| 同一番号の取りまとめ | 少額合算 |
|---|---|
| 同じ番号の価格を合計する。 | 異なる番号で、それぞれ20万円以下のものをまとめる。 |
| 合計が20万円を超えれば少額合算候補ではない。 | 合算後の合計が20万円を超えても、元の番号ごとの判定が基準となる。 |
| 同じ分類の統合であり、代表番号選択ではない。 | 代表番号と10桁目の特別符号を設問に従って選ぶ。 |
結論を分ける事実
判定単位は、原則としてインボイス行ではなく、同一番号を取りまとめた後の番号ごとの申告価格。
典型的なひっかけ――誤った考え方
- 12万円と11万円の同一番号を、取りまとめずに別々の少額合算候補として扱う誤り。
- 「少額合算後の合計も20万円以下でなければならない」という思い込みにより、合算を取り消す誤り。
ミニドリル
A番号の商品12万円と11万円、B番号の商品19万円がある。どれが少額合算対象か。
解答
A番号は先に23万円へ取りまとめるため対象外。B番号19万円は対象候補である。ただし、最終処理は設問の指示に従う。