第3部 申告書の読み方・書き方
論点3A インボイスから答案へ移す前に中間表を作る
判断課題
インボイスの商品行を、見つけた順に申告欄へ入力してよいか。
原則
申告欄へ直接転記せず、全品目を一度、次の中間表へ落とす。
| 行 | 品名・性状 | 分類根拠 | 9桁番号 | 10桁目 | 配賦前価格(FOB等) | 配賦費用 | 申告価格 | 税率 | 単位・数量 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 通則・注・項 |
この表を作った後に、同一番号の取りまとめ、少額合算、価格順の並べ替えを行う。分類途中で欄へ転記すると、後から同一番号が判明したときに二重計上や転記漏れが起きる。
対比
| 正しい処理 | 混乱しやすい処理 |
|---|---|
| インボイス全行を分類し、中間表の総額を検算してから欄分けする。 | 一品分類するたび答案欄へ書く。 |
| 価格配賦前の基礎額と配賦後価格を別列にする。 | 元値を消して上書きする。 |
結論を分ける事実
品目単位の判断と、申告欄単位の取りまとめは別工程である。
典型的なひっかけ――誤った考え方
- 「インボイス行数と申告欄数は一致する」という思い込み。
- 商品セットの分類と、同一品目番号の取りまとめを混同する誤り。
ミニドリル
インボイスに同一品目番号の商品が12万円と11万円で二行ある。番号ごとの20万円判定より前に何をするか。
解答
同一番号として23万円へ取りまとめる。その後の番号ごとの20万円判定では20万円を超えるため、少額合算候補にしない。