第3部 申告書の読み方・書き方
論点3I 外貨換算と申告価格の検算
判断課題
仕入書日、船積日、輸入申告日で相場が違う。任意の日の相場を使えるか。
原則
申告日当日の相場ではなく、申告日の属する週に適用される公示相場。
課税価格計算では、輸入申告の日を基準に、その日の属する週に適用される税関長公示相場を選ぶ。通常、この公示相場は当該週の前々週における実勢外国為替相場の週間平均値に基づくため、輸入申告日当日の市場スポット相場ではない。著しい相場変動がある場合等には通達上の取扱いがある。
試験では、別冊に使用すべき相場が指定されるため、その指示に従う。輸出申告も設問指定の換算表・日を使う。
| 正しい処理 | 誤った処理 |
|---|---|
| 問題文・別冊で指定された相場と対象日を先に囲む。 | インボイス日レートを商慣行として自動採用する。 |
| 輸入申告日の属する週に適用される税関長公示相場を使う。 | 輸入申告日当日のスポット相場を使う。 |
| 外貨建て各費用の対象通貨を確認する。 | USD価格へEURレートを掛ける。 |
結論を分ける事実
法令上の基準日と、設問で与えられた換算方法。
典型的なひっかけ――誤った考え方
各商品を円換算して丸めた合計と、外貨総額を円換算した額の差を「誤差だからよい」と放置する誤り。設問の丸め・配賦指示を優先し、最後に全品目合計を検算する。
ミニドリル
FOB価格10,000米ドル、運賃1,000米ドル、保険料100米ドル、指定レート150円/米ドル。他の要素なし。輸入課税価格はいくらか。
解答
11,100米ドル×150円=1,665,000円。