過去問統計 06
6. 統計から導く学習戦略
6.1 科目別の攻め方
- 通関業法は「条文プールの網羅」で9割を狙う。§4.1のとおり出題は本法約35条と関連通達に集中しており、6回皆勤の11論点(§5.1)が優先度の高い得点源です。当サイトの予想問題(問1〜34)はこの固定論点を網羅する構成です。
- 関税法等は「皆勤17論点」を骨格に、年ごとの振れを許容する。難化年(58回)でも骨格論点の顔ぶれは変わらず、応用のかかり方が深くなるだけです。課税価格2問・特恵・特殊関税・知的財産・不服申立ての定位置を固めたうえで、改正事項を上乗せします。
- 通関実務は「分類×評価×計算×EPA」の掛け算。合否を分ける科目ですが、出題は §5.3 の3本柱+申告書に集約されます。少額品の申告欄処理は申告書12問すべて、EPA・原産地は6回すべてで3〜4問出ており、反復性の高い出題です。
6.2 HS分類は「よく出るゾーン」から
6年分の実績では、(1) プラスチック・革・繊維製品・履物・家具・がん具の身の回り品ゾーン(39〜42・61〜64・94〜96類)、(2) 食品ゾーン(1〜24類)、(3) 知識問題の機械・電気ゾーン(84・85類)の3ゾーンで出題の中心が説明できます。当サイトの「関税率表所属チートシート」はこのゾーンを重点的に扱っており、本統計のランキング上位から順に確認するのが効率的です。
6.3 本統計の限界と注記
- 条文・論点の対応付けは当プロジェクトの分析であり、公式の分類ではありません。複数論点にまたがる問題は主たる論点1つに寄せているため、境界的な問題では別の数え方もあり得ます。
- 根拠条文が確定できなかった一部の問題(罰則の条番号のみを問わない問題、複合問題など)は条文統計に計上していません。したがって§4の問数合計は402問より少なくなります。
- 少額合算で申告欄に立たなかった品目の統計品目番号は、問題の選択肢に単独の番号が示されている場合のみ計上しています。
- 対象とした第54〜59回では試験構成は同一ですが、法令自体は毎年改正されています。古い回の出題を現行法令で解き直す際は、改正の影響(税率・条番号の移動など)に注意してください。
6.4 当サイト教材との対応
表は横にスクロールできます。
| 統計が示す重点 | 対応する教材 |
|---|---|
| 申告書の少額品処理・欄の立て方(§2.5) | ケースで身につく通関実務(申告書作成の部)、予想問題 問91〜94 |
| HS類の頻出ゾーン(§2・§3) | 関税率表所属チートシート(21部マップ・頻出品目) |
| 課税価格の毎回2〜3問(§4・§5) | ケースで身につく通関実務(課税価格の部)、予想問題の計算問題 |
| 業法・関税法等の皆勤論点(§5) | 予想問題 問1〜90(固定論点を約2倍の問数で網羅) |