第60回 通関実務 第11問
出典: 第60回(2026年)通関実務 第11問(配点2点)税関 通関士試験
次の取引内容に係る輸入貨物の課税価格を計算し、その額をマークしなさい。
- 1本邦の輸入者M(買手)は、A国の輸出者であり製造者でもあるX(売手)から継続して工芸品を購入し、輸入している。今回、Mは、Xから工芸品2,000個を購入し、輸入する。
- 2今回、MがXと締結した工芸品に係る売買契約には、次の事項が規定されている。
- イ単価(CFR価格)……2,500円/個
- ロ購入(契約)数量……2,000個
- ハMは当該工芸品の値札を無償でXに提供し、XはA国において当該値札を当該工芸品に取り付ける旨
- ニ当該工芸品は、A国のXの工場で生産された後にA国のYの倉庫で保管され、その保管に要する費用をMが負担する旨
- ホXからMへの当該工芸品の引渡しは、Yの倉庫における保管が終わった後にCFR条件に従って行われる旨
- 3Mは、当該工芸品のA国から本邦までの運送に要する保険料80,000円を保険会社に支払う。ただし、当該工芸品に損害がなかったため、保険会社からMに対し、保険契約に基づき支払った保険料のうち、20,000円が払い戻されることになっている。なお、その払い戻される保険料の額は納税申告時の状況により明らかである。
- 4Mは、今回の工芸品の輸入に関し、上記支払いとは別に、次の費用を負担している。なお、当該費用は特殊な状況下で発生したものではない。
- イA国のYの倉庫における当該工芸品の保管に要した費用……75,000円
- ロ輸入港到着日の翌日以降のコンテナー賃借料……12,000円
- ハ輸入港到着後に行われた船舶の復旧に要する費用……17,000円
- ニ当該工芸品に取り付けられている値札の取得及び提供に要した費用……3,000円
- 5M、X及びYの間には、それぞれ特殊関係はない。